5.制御構造
  1)条件判断(If 条件式 Then ブロック1 Else ブロック2 End If)
書式 フローチャート

If 条件式 Then
   ブロック1
Else
   ブロック2
End If

   
    条件式が肯定(真)のときは、ブロック1のプログラムを実行する。
    条件式が否定(偽)のときは、ブロック2のプログラムを実行する。
    条件式に使用する比較演算子
演算子 意味
左辺と右辺が等しい
<> 左辺とと右辺が等しくない
左辺より右辺が大きい
<= 左辺と右辺が等しいか、左辺のほうが小さい
左辺より右辺が小さい
>= 左辺と右辺が等しいか、左辺のほうが大きい


たとえば、a>bは、aのほうが大きい。 a<=bは、aとbは等しいかbのほうが大きい。

 2)練習
  ①テキストボックスを二つ用意して、そこに入力された数値の大小を比較する。
    変数a(Textbox1)より変数b(TextBox2)のほうが小さい場合、ラベル(Label6)に「変数bのほうが大きい」
    変数a(Textbox1)より変数b(TextBox2)のほうが大きい場合、ラベル(Label6)に「変数bのほうが小さい」
    変数a(Textbox1)と変数b(TextBox2)が等しい場合、ラベル(Label6)に「変数aと変数bは等しい」と表示する。
     プロジェクト名 If1
   
    Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
     Dim 考えて As 考えて
     a = 考えて
     b = 考えて
     If 考えて Then
      Label5.Text = "変数bのほうが大きい"
     End If
     If 考えて Then
      Label5.Text = "変数bのほうが小さい"
     End If
     If 考えて Then
      Label5.Text = "変数aと変数bは等しい"
     End If
    End Sub


    「考えて」のところにプログラムを埋めて完成させなさい。

  ②身長を100で割った値を変数hに格納して、w/h/hの計算結果を変数bmiに代入する。変数wは体重。
    このbmiが25未満のときは、「良いでしょう」、bmiが25以上のときは「太りすぎ」とLabel4に表示させなさい。
    プロジェクト名 bmi
    
    Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
     Dim 考えてAs 考えて

     w =考えて
     h = 考えて
     bmi = 考えて
     If 考えて Then
      Label4.Text = "太りすぎ"
     Else
      Label4.Text = "良いでしょう"
     End If
    End Sub

    「考えて」のところにプログラムを埋めて完成させなさい。

  ③タイマーを使ってボタンを動かしてみよう。
    プロジェクト名 座標1
    場所 Z:\VB.NET
   
    フォームが開いたら、ツールボックスのTimer1をダブルクリックする。
   フォームの下にタイマーオブジェクトが現れるので、それを選択してプロパティを以下のようにする。
    

     フォームにボタン(5mm四角ぐらい)を置く。
    

     Timer1をダブルクリックして以下のプログラムを書く。

    Private Sub Timer1_Tick(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Timer1.Tick
      Button1.Location = New Point(Button1.Location.X + 10, Button1.Location.Y)
    End Sub

   上記プログラムの説明
    Button1.Locationは、Button1オブジェクトのX-Y座標を表すプロパティである。
    Button1.Location.Xは、Button1オブジェクトのX座標を表すプロパティである。
    Button1.Location.Yは、Button1オブジェクトのY座標を表すプロパティである。
    Button1.Locationは、直接書き換えることができないので、New Point()を使って新たな座標を設定する。

    VisualBasic.NETの座標は以下のようになっている。

   ④上記プログラムを変更して縦にボタンが移動するようにしなさい。

   ⑤