4.Javascriptの変数と定数とそのスコープ
  変数とは、一時的に値を格納する器のことで、その値を自由に変更することができます。
  定数とは、一時的に値を格納する器のことで、一度代入された値は変更することができません。
  また、変数名、定数名が数字で始まったり、特殊文字($、#など)、スペース、予約語(var,ifなど)が入ってはいけません。
 1)変数名と定数の命名
   変数は、基本的にアルファベットの小文字を使います。(決まっているわけではありません。)
   
    sample、userName、yamadaTaro など
  
    単語が二つ以上で組み合わさっている場合は、つなぎ目の最初の文字を大文字にします。

   定数は、基本的にアルファベットの大文字を使います。(決まっているわけではありません。)

    SAMPLE、USERNAME、YAMADATRO など

 2)変数の宣言
   var 変数名=初期値; 初期値を設定する場合
   var 変数名;      初期値を設定しない場合
   var 変数名1=初期値,変数名2=初期値,・・・・・; 変数と初期値を複数宣言する場合
   var 変数名1,変数名2,・・・・・; 変数を複数宣言する場合

 3)定数の宣言
   const 定数名=値;

 4)変数と定数のスコープ
   スコープとは、プログラムの中で変数や定数が有効な領域のことを言います。
   スコープには、グローバル変数とローカル変数があります。
  ①グローバル変数
    プログラム全域で利用可能な変数や定数のことです。
    イベントハンドらや関数の外で宣言された変数、定数はグローバル変数になります。
  
   ファイル名: js4-4-1.html

<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>グローバル変数</title>
</head>
<body>
<script type="text/javascript">
<!--
var a=10;
function func(){
a=20;
window.alert("関数内の変数の値は、"+a+"です。");
}
func();
alert("関数外の変数の値は、"+a+"です。");
// -->
</script> </body>
</html>
  ②ローカル変数
    イベントハンドラや関数内で宣言された変数や定数は、基本的にはローカル変数になります。
    宣言時に「var」を忘れるとグローバル変数となるので注意が必要です。

   ファイル名:js4-4-2.html
<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>ローカル変数</title>
</head>
<body>
<script type="text/javascript">
<!--
var a=10;
function func(b){
var a,c;
a=20;
c=a+b;
window.alert("関数内の変数の値は、"+c+"です。");
}
func(10);
window.alert("関数外の変数の値は、"+a+"です。");
window.alert("関数外の変数の値は、"+a+b+"です。"); //変数bは、ローカル変数なので使えません。この行はエラーになり実行されません。
// -->
</script> </body>
</html>