４．変数と定数
　 １）変数
　　　　変数とは、データを一時的に格納するための器で任意に変更することができます。
　　　 PHPの変数は、C言語のように宣言する必要はありませんが、変数は名前の前に「＄」記号をつけて変数名とします。
　　　 使えない変数名を以下に示します。
　　　 ＄１
　　　 ＄１ａ　・・・　名前の一番左の文字が数値の名前は使えません。
　　　 ＄％ａ
　　　 ＄ａ＆ｂｃ　・・・　特殊文字を含む名前は使えません。
　　　 ＄ａ－ｂ　・・・　「－（ハイフン）」を含む名前は使えません。
　　　 ＄ａ　ｂ　・・・　「　（スペース）」を含む名前は使えません。

　　　※基本的に半角の英数文字を使って表現します。
　　　　定数は、半角大文字を使うことが慣例ですので、変数名は、小文字を使います。

　　＜練習：次のプログラムを入力して実行してみましょう。＞
　　　　ファイル名：php4_1.php

<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>簡単な計算をしてみる。</title>
<title>３．PHPのデータ型</title>
</head>
<body>
<?php
   $a=10;　　
   $b=20;
   $c=$a+$b;
   echo "計算結果は、{$c}です。" ;
?>
</body>
</html>
　 ２）変数の参照引用
　　　 PHPでは、変数名の先頭に「＆（アンパサンド）」をつけて別の変数に代入すると常にその変数を参照するように
　　 なります。
　　①変数の参照引用しない場合
　　　 ファイル名：php4_2_1.php
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8">
<title>参照引用しない場合</title>
</head>
<body>
参照引用しない場合<br>
<?php
   $a="鈴木　あみ";
   $b="倖田　來未";
   $b=$a;
   echo "結果は、　{$b}　です。";  //「結果は、　鈴木　あみ　です。」と表示されます。
?>
<body>
<html>
　　②変数の参照引用する場合
　　　 ファイル名：php4_2_2.php

<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>参照引用する場合</title>
</head>
<body>
参照引用する場合<br>
<?php
   $a="鈴木　あみ";
   $b="倖田　來未";
   $b=&$a;
   $a="浜崎　あゆみ";
   echo "結果は、　{$b}　です。";  //「結果は、　浜崎　あゆみ　です。」と表示されます。
?>
<body>
<html>

　

３）定数
　　　定数とは、データを格納する器のことですが、変数のように値を任意に変更することができません。
　　　たとえば、「π＝３．１４」は。不変の値ですので、変数より定数化した方が間違って書き換える心配がありません。
　　　定数の定義書式は、以下のようになります。

　　　　＜書式＞　define（定数名,値,[大文字、小文字のチェック]）；
　　　　　　　　　　　定数名は、「""」または、「' '」で囲んだ文字列になります。通常は、変数名と区別がつくように半角大文字で書きます。
　　　　　　　　　　　定数名には、変数のように先頭に「＄」は、つきません。

　　　　　　　　　　　値は、文字列、数値、論理値を書きます。
　　　　　　　　　　　　　文字列の場合は、「""」または、「' '」で囲みます。
　　　　　　　　　　　　　論理値は、「true」か「false」を指定します。

　　　　　　　　　　　大文字、小文字のチェックは、「true」で大文字、小文字を区別しなくなります。
　　　　　　　　　　　デフォルトでは、「false」になっており、大文字、小文字を区別します。

　　ファイル名：php4_3_1.php

<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>無題ドキュメント</title>
</head>
<body>
<?php
  define("PI",3.14);  //php言語には、pi()関数があるのであえて定数化する必要はありません。練習です。
  $a=PI*10*10;
  echo "半径が１０ｃｍの円の面積は{$a}です。<br>\n";
  //PI=10;  //定数に値を代入しようとしているのでエラーになります。
?>
</body>
</html>